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美味しい鶏辞典Dictionary

オーブン機能を活用しましょう

食材の解凍や料理の温めから、本格的な調理まで、便利に使えて私たちの暮らしに欠かすことのできないオーブンレンジ。電子レンジとオーブンの機能を組み合わせたこのキッチン家電が登場したのは、今から40年ほど前の1970年代後半。当時は15万円くらいしたというから驚きです。今では一家に一台と言っても過言ではないほど普及しているオーブンレンジですが、意外と電子レンジはよく使うけど、オーブンはあまり使わないという人も多いのではないでしょうか。せっかくの機能を使わないのはもったいない!オーブンを上手に使えば、料理の幅が大きく広がります。まずは、オーブンと電子レンジとの違いから見てみましょう。
オーブンは、オーブン内を温め、その熱によって食料を温める仕組みです。このため、オーブンを使用している最中は熱を持つため、近くにいても熱く感じることもあります。たいていはオーブン用のプレートが一緒についてくるので、そのプレートに食料などを乗せて温めます。途中や完成後にそのまま手を入れるとやけどをするので、断熱性のある手袋や、厚くした布巾などで取り出すようにしましょう。一方、電子レンジは、電磁波によって水の分子を振動させて、その摩擦熱で水分子を熱して温める仕組みです。主に食材を解凍したり、冷えた食べ物を温めたりするのに使われます。耐熱ガラスや金銀を用いていない陶磁器、耐熱性プラスチック容器などに温めたいものを入れて使います。基本的に電子レンジの中の温度や耐熱ガラスなどの温度は単体では上がらず、入れてある食品などが熱を持ち、その熱が室内や入れ物を温めます。このため、電子レンジを使い終わって扉を開けても、あまり熱さを感じません。しかし、食べ物は熱くなっているほか、器も熱くなっている可能性があるため、確認してから取り出しましょう。オーブンを使う時には、主に3つの設定を行います。一つは室内の温度、もう一つは時間。そして電子レンジと異なり、予熱をするかどうかです。室内の温度は、日常使われている気温などと同じく何度という形で設定します。この設定は料理によって異なります。180度のこともあれば、250度のこともあります。作りたい料理のレシピなどで確認しましょう。時間は、その温度でどれくらいの時間、温めるかです。たいていはブザー音で時間が経過したことを知らせてくれ、自動的にオーブンが止まります。最後に予熱ですが、これは、「予め」(あらかじめ)温めているかどうか、ということを指します。例えば、予熱を180度に設定すると、まずはオーブン内が暖かくなり、180度まで上がります。そうなったときに、ブザー音などで予熱が完了したことを知らせてくれます。その後、料理したいものを入れて、時間を設定して再びオーブンを使用します。こうすることで、180度を特定時間、しっかりと熱することができます。ちなみに、予熱が完了後、オーブンを開けたらすぐに温めたいものを入れ、閉めましょう。ゆっくりしていると、せっかくの予熱が逃げてしまいます。予熱を設定しない場合は、何度かわわからないものの、設定した温度まで上がりつつ、時間が経過したらそこで終了となります。予熱無しで180度に、そして時間は10分とすると、中の温度が180度になっていないときにも時間が経過していき、10分経過すると止まります。場合によっては、10分後にまだ180度になっていないなどということもありえます。予熱に関する設定が可能なオーブンレンジであれば、ブザー音などで知らせてくれますが、そうでない機器を使っている場合は、自らキッチンタイマーなどで時間を計る必要があります。オーブンを使って料理を上手に仕上げるには、この予熱をしっかりしておくことが大切。小さなオーブンの場合、設定温度ぴったりの予熱では材料を入れた際温度がだいぶ下がってしまうので、予熱時は高めの温度に設定し、材料を入れてから本来の温度に設定し直すなどの工夫が必要です。また、グラタン皿やココット皿など、オーブンで使えるお皿や容器を各種そろえておくと便利です。さらに、オーブンにそのまま入れられる陶器や鋳物の鍋、フライパンなどがあるとオーブン料理の世界がさらに広がります。密閉された庫内で調理するオーブンは、素材からの水分蒸発が少ないので、肉料理や魚料理と相性が抜群。ジューシーで軟らかく仕上がります。とくに身の厚い肉や魚はフライパンで表面に焦げ目をつけてからオーブンで調理するのがおすすめ。オーブンは実は「焼く」だけの調理器具ではありません。少量の油を材料にかけてオーブンに入れれば揚げ物ができますし、鍋に材料を入れ、蓋をしてオーブンで調理すれば煮込み料理ができます。また、オーブン皿にお湯をひけば、茶碗蒸しやプリンなどの蒸し料理もできます。それでは、オーブンを使ったオススメのお肉料理をご紹介します。


リーズナブルで、低脂肪・低カロリー・高タンパクの鶏むね肉を使った「鶏ハム」です。鳥むね肉は、ダイエットなどにも好適。鶏ハムすれば、しっとりやわらかで、鶏むね肉はパサパサして苦手という人にもオススメです。鶏ハムは茹でても作れますが、オーブンで焼くとよりやわらかく仕上がります。
用意するのは、鶏むね肉1枚、塩小さじ2分の1、ブラックペッパー適量。鶏肉は肉の部分は桃色で、皮の部分は黄色のものが新鮮だと言われているので、しっかり色を見て選びましょう。肉は熟成させた方が美味しいと言われたりしますが、鶏肉に関しては新鮮なものが美味しいです。例えば、肉から赤く水っぽい液体が出ていたら、鮮度が落ちている証拠。これは肉に含まれる水分でドリップといい、肉の臭みの原因になります。ドリップが出ていたら、キッチンペーパーできれいにふき取ってから調理しましょう。ドリップの量が多いときは、流水でさっと洗い流してからふき取ると臭みを抑えることができます。それでは、レシピに戻ります。まずは、鶏むね肉にフォークで数箇所穴を開け、塩とブラックペッパーを両面にまんべんなくすり込みます。この時、脂肪の多い皮を取り除くと、よりヘルシーなります。下ごしらえが終わった、鶏むね肉をジップロックなどに入れて冷蔵庫で1日寝かせます。翌日、いよいよオーブンで焼きます。まずは、オーブンの余熱を210℃に設定します。設定温度になったら、寝かせた鳥とり肉を入れて、15分~18分程焼きます。時間はあくまでも目安なので、様子を見ながら加減してください。皮付きの鶏むね肉を使う場合は、皮面を上にしましょう。切り分けて、そのまま食べるも美味しいですが、スライスしたバゲットにクリームチーズをぬって、その上に鶏ハムを乗せれば、パーティなどでも喜ばれるおしゃれな一品に。お好みでオリーブオイルなどをかけても美味しいですよ。鶏ハムにとろけるチーズを乗せて、オーブンで15分位焼くのもオススメ。好みで黒胡椒やパセリを振ってお召し上がりください。オーブン料理というと難しそう…と思いがちですが、そんなことはありません! 材料を下ごしらえして入れたら、あとはほうっておくだけ。 火加減の調節もいらないし、鍋のそばについていなくてもいいから、焼き上がりを待つ間にほかの作業ができます。オーブン料理のレシピもいっぱいあるので、ぜひお試しください。